2013年 08月 27日
TENUTA di TRINORO |
ワインの師H氏にお声掛け頂いて、テヌータ・ディ・トリノーロへ。
その一帯だけ何百年も前の風景を残す広大な敷地、
例年よりかなり遅い収穫を待つ高い植密度の畑。
シチリア島・エトナ火山に持つパッソピッシャーロと合わせ、
11アイテムの2011ヴィンテージをテイスティング。
パッソピッシャーロではコントラーダの4つの畑に加え、
日本未入荷の新クリュ・グアルディオーラの赤や、フランケッティなど。
トリノーロでは、同じく日本未入荷の新アイテム・マニャコスタや、
レ・クーポレ、パラッツィ、テヌータ・ディ・トリノーロなど。
ボルドーとブルゴーニュ、ふたつの表現で高次元の素晴らしいワインを作り出す
鬼才アンドレア・フランケッティの、凝縮と繊細の調和。
テイスティングのあと、アンドレア氏の私邸で頂く昼食は、
全て敷地内で伸び伸びと育てられた野菜や鶏や豚を使い、
この地のシニョーラが作る、極めてシンプルなトスカーナ料理。
使い古された言葉を超えた“素材の味わいの濃さと旨み”の素朴な料理は、
日本はおろかトスカーナのレストランや食堂でも、
もはやほとんど出会うことのできない、本当のトスカーナ料理。
by oltrevino
| 2013-08-27 17:48
| トスカーナ便り