Podere Poggio Scalette |

2008年、2009年と2年間勤めたポッジョ・スカレッテへ。
グレーヴェ・イン・キャンティからルッフォリへと、
クエルチャベッラの畑を縫うように、舗装の無い小道を登っていくと、
一番はじめに視界に飛び込んでくるソットストラーダ畑とソプラストラーダ畑。
毎日通った見慣れた畑の景色がいつもと違う。
葡萄の樹が一本残らず引き抜かれ、何も無いだだっ広い耕地と化している。
ユーリと会い話を聞くと、古い3つの畑の樹を引き抜き、土を掘り起こし、
ルッフォリ特有の非常に硬いピエトラ・セレーナの巨大な岩の塊を細かく砕き、
新たな植樹のプロジェクトを始めたところ。
大きな負担を伴う大変なプロジェクトだが、
10年、20年、50年後の品質を見据えた大切な決断。
朝晩には雪が降り、霧に覆われた冬の日は、
ディーノとズックは小屋でサルチョの枝を切り束ねる。
春には、土に帰るサルチョの枝でグイヨーに仕立てた枝を縛る。
【2月のワイナリーの様子】
Potatura
春待つ息吹き
Cordone Speronato
Stralciatura
Etichettatura
春はもうすぐ